3.日常生活について

監修:東京医科歯科大学 消化器内科 准教授 長堀正和 先生

寛解期には、原則として仕事や学校を制限する必要はありません。疲労がたまらない程度の運動もできます。適度な運動は疾患の活動性を低下させ、精神的ストレスを軽減するという報告もあります。ただし、心身の強い負担になるような運動は避けましょう。

●食事の注意点

寛解期には、とくに食事の制限はありません。あまり神経質にならずに、適量をおいしく楽しくとりましょう。

●飲酒

飲酒が潰瘍性大腸炎に及ぼす影響については明らかではありませんが、少なくとも寛解期であれば適量の飲酒は問題ないと考えられています。

●妊娠・出産

多くの潰瘍性大腸炎の患者さんが普通に妊娠・出産しています。寛解期であれば経過は良好であることが多いようです。主治医の先生と相談して再燃させないように治療を継続的に行うことが大切です。
妊娠中の薬物治療については、胎児への影響を考慮しながら潰瘍性大腸炎の悪化を防ぐために十分な治療を行うことが基本原則となります。薬の服用にあたっては自己判断で中止したりせず、主治医にきちんと相談しましょう。

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