※IBD(Inflammatory Bowel Disease):炎症性腸疾患。一般に潰瘍性大腸炎とクローン病のこと。

クローン病・潰瘍性大腸炎の 症状を見える化 IBDサプリ

クローン病・潰瘍性大腸炎の
症状を見える化 IBDサプリ

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IBD(クローン病・潰瘍性大腸炎)の症状や変化をアプリに記録。
日々のあなたの状況を医師に伝えることで、治療をサポートします。

IBDサプリの使い方はこちらをご覧ください。

主な機能

  • 1)プロフィール登録

    1)プロフィール登録

    IBDの治療法や通院時間を登録することで、ご自身の情報を簡潔に医師に伝えることが可能です。

  • 2)症状記録

    2)症状記録

    IBDに関する症状の記録ができます。

  • 3)先生に聞きたいこと

    3)先生に聞きたいこと

    医師に聞きたいことを事前に整理。診察時に役立ちます。

  • 4)レポート機能

    4)レポート機能

    記録した症状の変化をグラフで確認。また、入力済のプロフィールの内容や医師に相談したいことの一覧をまとめて振り返ることができます。

IBDサプリ活用事例インタビュー

Dr’s Voice医療法人錦秀会 インフュージョンクリニック 院長
伊藤 裕章先生

アプリの活用が最適な治療選択につながる

医師が「IBDサプリ」を活用するメリットは、症状や治療効果、患者さんが日常生活で困っていることを一目で確認できるところです。そのため、状態を確認する時間を短縮でき、より患者さんへの情報提供や相談に時間を使えるようになります。それに医師の聞き取りは、患者さんにとってストレスのかかること。それが軽減できるのもメリットだと思います。また、アプリに記録すること自体が、患者さん自身の体調管理に役立ちます。
私の場合、初診の患者さん、生物学的製剤の使用開始時、治療変更後など、経過観察が重要な患者さんに対して、特に利用を勧めています。実際にアプリの記録を使って、患者さんの状態が悪化していないか、新しい治療の効果が十分に現れているかといったことを確認しています。日常生活の中の症状変化を折れ線グラフで確認できるので、評価もしやすい。こうしたことから「IBDサプリ」は、患者さんと医療者双方に有用なツールだと実感しています。
ぜひ、患者さんはこのアプリを使って、医師に症状を伝えてほしいと思います。そうすることで患者さん自身が治療参加に前向きになり、患者さんと医師が協働で治療方針を選択していく、いわゆる “Shared Decision Making型”の治療選択に役立つと考えています。さらに、将来的には遠隔診療にも活用できるのではないかと期待を寄せています。

※医師と患者が距離を隔てたところで、インターネット等の通信技術を用いて診療をおこなうこと

取材日:2018年7月17日

Nurse’s voice医療法人錦秀会 インフュージョンクリニック
看護師 阪上さん

アプリでの記録をもとに、自身の状態や希望を伝えてほしい

IBDは患者さん自身の自己管理が重要です。「IBDサプリ」をつかった症状記録は、患者さん本人が病気に向き合える切っ掛けとなり、また先生や私たち看護師とのコミュニケーションの基にもなります。ほかにも、日々の記録は「こういう食事は大丈夫」など安心できることが増え、治療に前向きになれる効果をもたらします。逆に状態が悪い時や、治療変更があった時の記録だけでも十分役立ちます。ですから患者さんには「治療評価にとても役立ちますので、もしよかったら自分のペースでお使いください」とアプリを案内するようにしています。

最近では、治療の選択肢も増えています。治療は患者さんのために行っていますので、辛かった症状はアプリに記録しておき、診察時には我慢せずに自分の状態や治療に対する希望を伝えてください。そうすることで自分に合った治療を受けられるようになると思います。

取材日:2018年7月17日

IBDとともに歩む

仕事や生活の悩みや疑問、IBD(潰瘍性大腸炎、クローン病)と歩む日々の道しるべとなるよう、さまざまなコンテンツをご紹介しています。