第5話 外食・飲酒で気を付けないといけないこと

IBD患者さんが食事療法を続けていると、
外食や飲み会の予定が入ることも出てくるでしょう。
1日を通して食事を調整することが大切なのですが…

登場人物

山寺ツトム(24歳)
クローン病歴2年
※厳密な食事制限なし
山寺ツトム(24歳)クローン病歴2年※厳密な食事制限なし
山寺ツトム(24歳)
クローン病歴2年
※厳密な食事制限なし
山寺マリ(28歳)ツトムの姉・看護師
山寺マリ(28歳)
ツトムの姉・看護師
大河原タケオ(22歳)
潰瘍性大腸炎歴4年
山寺ツトム(24歳)クローン病歴2年※厳密な食事制限なし
大河原タケオ(22歳)
潰瘍性大腸炎歴4年
山寺マリ(28歳)ツトムの姉・看護師
はるかちゃん(22歳)
飲み会を通じて
ツトムに出会った
女の子

夕食が外食や飲み会の場合のポイントは?

1

パンは上手に選んで脂質をカット

朝食は手軽なパン食の方が多いのではないでしょうか。ただ、パンは種類によって脂質の多いものがあり、上手に選んで食べることが大切です。
脂質は、フランスパン < ベーグル < イングリッシュマフィン < ぶどうパン < 食パン < ロールパン < クロワッサンの順で多く含まれています(日本食品標準成分表より)。この他、ライ麦パンや全粒粉パンは不溶性の食物繊維が多く含まれるので狭窄のある方は注意しましょう。(クローン病の方はパン酵母が食事性抗原となる人が多いと言われているため、パンを食べた時に腹部膨満感がないか、便の状態や回数に変化がないか確認してください。)
主食のパン自体に脂質が含まれるため、組み合わせるサラダやスープは脂質を使わないものがよいでしょう。なお、消化のよいおかゆもおすすめです。
狭窄がないのであればシリアルもおすすめです。シリアルも脂質の多いもの、少ないもの様々ありますので、栄養表示を参考にして選んでください。シリアルには、水溶性食物繊維が豊富に含まれており、便の有形化に役立つため、下痢の防止につながります。ただし、不溶性食物繊維も含まれており、大量摂取により腹部膨満につながるため、摂り過ぎに注意します。
牛乳で下痢、腹満となる乳糖不耐症の方は、ヨーグルト、豆乳でもよいでしょう。

2

昼食は手作りのお弁当を

低脂質のたんぱく源や、消化のよい野菜や芋類が摂れる手作りのお弁当がよいでしょう。
お弁当箱におかずを詰めるのは、なかなか高度なテクニックが必要です。おすすめは、小さな密閉容器におかずを1品ずつ持っていくスタイルです。汁が多いものでも、温かいもの、冷たいものでもOKです。色移りや、すき間などを考えることも少なくなります。
また、手作りのお弁当は難しいという方は、スープジャーランチはいかがでしょうか。ささ身やじゃがいも、ほうれん草などを使った具だくさんのスープを持って、あとは、コンビニでおにぎりやフルーツを買えば充実した昼食になります。

1

パンは上手に選んで脂質をカット

朝食は手軽なパン食の方が多いのではないでしょうか。ただ、パンは種類によって脂質の多いものがあり、上手に選んで食べることが大切です。
脂質は、フランスパン < ベーグル < イングリッシュマフィン < ぶどうパン < 食パン < ロールパン < クロワッサンの順で多く含まれています(日本食品標準成分表より)。この他、ライ麦パンや全粒粉パンは不溶性の食物繊維が多く含まれるので狭窄のある方は注意しましょう。(クローン病の方はパン酵母が食事性抗原となる人が多いと言われているため、パンを食べた時に腹部膨満感がないか、便の状態や回数に変化がないか確認してください。)
主食のパン自体に脂質が含まれるため、組み合わせるサラダやスープは脂質を使わないものがよいでしょう。なお、消化のよいおかゆもおすすめです。
狭窄がないのであればシリアルもおすすめです。シリアルも脂質の多いもの、少ないもの様々ありますので、栄養表示を参考にして選んでください。シリアルには、水溶性食物繊維が豊富に含まれており、便の有形化に役立つため、下痢の防止につながります。ただし、不溶性食物繊維も含まれており、大量摂取により腹部膨満につながるため、摂り過ぎに注意します。
牛乳で下痢、腹満となる乳糖不耐症の方は、ヨーグルト、豆乳でもよいでしょう。

2

昼食は手作りのお弁当を

低脂質のたんぱく源や、消化のよい野菜や芋類が摂れる手作りのお弁当がよいでしょう。
お弁当箱におかずを詰めるのは、なかなか高度なテクニックが必要です。おすすめは、小さな密閉容器におかずを1品ずつ持っていくスタイルです。汁が多いものでも、温かいもの、冷たいものでもOKです。色移りや、すき間などを考えることも少なくなります。
また、手作りのお弁当は難しいという方は、スープジャーランチはいかがでしょうか。ささ身やじゃがいも、ほうれん草などを使った具だくさんのスープを持って、あとは、コンビニでおにぎりやフルーツを買えば充実した昼食になります。

もっと詳しく!
コラム:外食・飲酒について

体調がよい時は制限を緩めることも大切

体調がよい時に、1日1食程度の外食をするのは差し支えありません1)。外食時は、脂質を摂りすぎないこと、自分に合わない食品を避けることが重要です。
体調が悪い時は外食を控え、栄養療法などを実施しながら、様子をみるようにします。

「療養日誌」で自分に合わない食品を見極めよう2)

食事はその人の育った環境や習慣によって異なり、また、体質、病変の程度や範囲、病型などによっても大きく左右されます。そのため、まずは自分に合う食品、合わない食品を見極めることが重要です。これには、「療養日誌」が役立ちます。この項目すべてでなくてもかまいませんが、毎日の食事内容や症状などを記録することで、これらの関係を照らし合わせることができます。

【療養日誌に記録したい項目】
  • ・食事内容(献立名と食品名、だいたいの重量)
  • ・体温、体重
  • ・排便(回数、便の性状、血便の量、粘液量)
  • ・腹痛の程度(いつ、どこがどのように痛いのか)
  • ・肛門部病変の有無
  • ・その他の症状(かぜや口内炎、関節痛などの症状)
  • ・成分栄養剤のエネルギー量
  • ・お酒の量、たばこの本数
  • ・月経の有無(女性の場合)
  • ・使用した薬剤
  • ・ストレスと思われる問題

斎藤恵子:潰瘍性大腸炎・クローン病の人の食事; 女子栄養大学出版部: p38-39, 2008.より作表

【参考】
1) 斎藤恵子:潰瘍性大腸炎・クローン病の人の食事; 女子栄養大学出版部: p136, 2008.
2) 斎藤恵子:潰瘍性大腸炎・クローン病の人の食事; 女子栄養大学出版部: p38-39, 2008.

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