<潰瘍性大腸炎の患者さんへ伝えたいこと>
潰瘍性大腸炎って
どんな治療をするの?
どんな治療をするの?
- 治療の目標は、大腸の炎症や免疫を抑えて症状を鎮め寛解に導くこと、炎症のない状態を維持すること。
- その治療法は、薬物療法をはじめ、外科的治療、血球成分吸着除去療法など。
治療の選択肢
潰瘍性大腸炎は原因が不明であるため、大腸の過剰な炎症や免疫を抑えて症状を鎮め寛解に導くこと、そして炎症のない状態を維持することが治療の主な目標になります。
腸の炎症を抑える有効な薬物療法があります。
薬物療法としては、炎症や免疫を抑制する薬が基本薬となり、炎症が弱い場合には、5ASA製剤、強い場合には、ステロイドが用いられます。
これらの基準薬で効果が十分に得られない場合には、免疫調節薬(免疫反応を是正するプリン拮抗薬)、免疫抑制薬(免疫反応を抑制するカルシニューリン阻害薬)、分子標的薬として高分子化合物に分類される抗体製剤の各種生物学的製剤、低分子化合物に分類されるJAK(ヤヌスキナーゼ)阻害薬、α4インテグリン阻害薬、スフィンゴシン1リン酸(S1P)受容体調節薬が用いられることもあります。
- 薬物療法[炎症・免疫抑制薬、ステロイド、免疫調節薬(プリン拮抗薬、カルシニューリン阻害薬)、各種生物学的製剤、JAK阻害薬、α4インテグリン阻害薬、S1P受容体調節薬]
多くの場合は内科的治療で症状が改善しますが、内科的治療では十分な効果が得られない重症例や大出血、穿孔、中毒性巨大結腸症、癌化などの重大な合併症に対しては手術が適応になります。
- 外科的治療
潰瘍性大腸炎は基本的に病変が大腸に限局するので、大腸全摘出が基本となります。現在は自分の肛門で自然に排便することができるよう、肛門を温存する手術方法が主流になっています。
- 血球成分吸着除去療法
血液を腕の静脈から体外に取り出し、特殊な筒(カラム)に血液を通過させることにより炎症に関わる血液成分を吸着させて取り除き、また血液を戻す治療法です。
IBD LIFE (https://www.ibd-life.jp/basicinformation/uc_therapy.html)(2025年6月17日アクセス)より引用改変

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